考えたことをつらつらと。日々の記憶。

大体のことはフィクション

f:id:tomoyohirokawa:20210309220655j:plain

昨日から「One Last Kiss」を何度も聞いている。

件の映画はまだ見ていない。

 

考えなくていいことばり考えてしまう。

問いもはっきりしていないから、

数秒前に何を考えていたのかも分からない。

時間は連続しているはずなのに、

実はそんなの教科書の中だけの話で、

現実はぶつ切りなのではないかと疑ってしまう。

 

思考の真ん中に自分がいるのか、

他の誰かがいるのかも掴めない。

小さい頃、キャンプ先の森で霧に飲まれた時の恐怖が蘇ってくる。

オーストラリアの海で息継ぎに失敗して

ティファニーブルーの海に体が沈んでいった感覚を思い出してしまう。

あの時友人が腕を力強く引っ張ってくれなかったら、

最期の景色は屈折した青空だった。

 

抑揚のある豊かな日々をご機嫌に生きられているのに、

内心は恥ずかしいくらいに怯えている。

記憶の底にトラウマでも沈んでいるのだろうか。

透明だから見えないだけ?

実は氷で、勝手に溶けてくれたらいいのに。

癇癪を起こした鬼の子供が暴れそうになるたびに、

大丈夫大丈夫とお腹を撫でるのも飽きてきた。

和解する頃合いなのだろう。

 

大体のことはフィクション。

事実は書かない。言葉遊び。

ぶつからないように適切な距離をとる。