書かなくなった私へ
言葉にできない焦燥感。
自分は何者でもないことを毎日再確認している。
情報を享受する側として生きる自覚を持ってしまったら黄色信号。
生み出す側であるという自負に、事実が追いついていない現実に目をつむりたくなる。
しかし視界を暗闇で満たしたら行き先は愚と羞恥の未来だ。
崖の縁で目下の谷底を四つん這いで眺めているような危うさ。
青少年の心の揺らぎは風吹くままだが、誤った自己認識は容赦無く地面にヒビを入れる。
差し伸べられる手を期待するには谷が深すぎる。
いっそ心をうんと軽くして、羽のように優雅に落ちていくのも風情があるかもしれない。
好奇心と気まぐれに誘われながら空を舞い続けるのだ。
そういう生き方も少ない選択肢の中に入っている。
迷いと呼んでしまえばそれまでだ。
結局のところ、自我との付き合い方に全ては帰結するなんて。
つまらない結論を明日の自分は気に入るだろうか。
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久しぶりに書きたくなって、思うがままに書き始めたら、とても荒々しい文章が出来上がった。少し恥ずかしいけれど、これを書かなくなった私への餞別にしたい。
あんまり自覚はないけれど、多分ちょっぴり疲れている。抑圧されていそうな夢ばかり見るから多分そう。毎晩大変で、ほんと笑っちゃう。もう面倒なので結論まで飛んでしまうと、つまり書くことはセラピーなわけです。